WRITER's ROOM

ソングライターとして独自の世界観を築いているユルグランド、楽曲に対する熱き想いを語る全曲セルフライナーノーツ!

2019.06.02 Release

1st Mini Album

​「RED BLOOM CASTER」

01.Super Painter

 僕は昔から不器用で得意なことが本当に少なく、何か特別な才能を持っている人が本当に羨ましかったです。そのうちの一つが絵の才能です。自分が思い描いた世界を自由に描くことができる素晴らしい才能を本当に羨ましく思っていました。しかし、今の僕なら鉛筆や絵筆で描くことはできなくても、音と言葉でなら描くことができると思ったんです。この曲はそんな思いを込めた僕なりのお絵かきです。みんなのそれぞれの感性というキャンパスに僕が音と言葉で一枚の大作を描きあげて見せましょう。

02.千年蛙

 ある日、僕はノートの端っこに蛙の絵を描いていました。その蛙はシワクチャだけれど可愛らしいやつで、僕は不意に「こいつは千年は生きてるんだろうな」と思いました。そんな考えからこいつを「千年蛙」と名付けたわけですが、次に「じゃあ何のためにそんなに生きてるんだ?」と考えたところ、「あの子に会うためだろ!」というところに辿り着き、気付いた時には曲は完成。彼はきっと理想の恋の化身で、僕はいつまでも彼に憧れ続けるんだと思います。

03.エスター

 昼下がりにふとテレビを点けてみると見たことのない映画が始まろうとしていました。エスターは体が幼いまま心だけが年老いて行く女性。そんな彼女の欲望との葛藤や暴走は見るに堪えないものですが、もしかしたら他人事じゃないかも知れません。この曲は彼女の心情を投影していると同時に人間の承認欲求の強さも表しています。その人間には勿論、僕も含まれます。

04.Purple

 キッカケは「色の名前の曲を作りたい」という安易な発想でした。その中で一番しっくりきたのがこの何とも言えないテンション感溢れる謎の色「紫」でした。歌詞を書く上で紫の特徴を考えていったところ、欠かせないのが「赤」と「青」が混ざると現れるということ。僕の中で赤は派手で情熱的でエネルギッシュなパワーを持っていて、青はクールだったりアンニュイだったり落ち着いた要素を持っています。この相反する二つを人の心情や願望と捉えて紫はそれらが融合してどうしようもなくなっている状態だと考えました。これを踏まえてサビの歌詞に注目してみてください。

05.Hitomi

 ある人と初めてお話をした時、その人は一切、僕の目を見なかったんです。僕はその時、言葉が伝わっても気持ちが伝わらないことがあるということを知ったんです。そこから「目を、目を見て話そうよ」という一文が生まれました。この先に続くのは一番誰と気持ちを伝え合いたいかがわかる一文だと思った僕は「僕だけを見ていて」と書いたわけです。

06.大成功

 多くの人が時が経つにつれて素直な言葉を放つのは恥ずかしくなっていくと思います。夢を見続ける仕事をしている僕でさえもそうなるかも知れない。だからこそ、その気持ちに直面していない今こそ忘れたくない素直さを形にしたかったんです。「大成功したい」という純度の高い気持ちを。どんなに笑われたとしてもこの馬鹿正直さが僕のこと、そしてみんなのことを助けてくれる瞬間があると信じて、この歌を掲げていきます。

07.シンガーソング

 たまたま僕が歌という道を選んだから「シンガーソング」と名付けているだけであって本当は「クッキングコック」でも「ウォークインオフィス」でも構いません。これは僕なりの決意表明であり、いつまでも忘れたくない本心です。「歌って、歌って、歌い続けたら報われるだなんて自惚れてない」この部分にそれぞれが自分の覚悟を当てはめて、僕の覚悟が聞いている誰かの覚悟を強くできた時、その背中を押せた時、この曲は僕だけのものじゃなくなるはず。

2019. Yurugu Land & NazcaRecords.inc

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